生活

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規則正しい生活リズムは乳幼児期に

子供の健やかな成長のためには、バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動がとても大切です。
しかし、最近の子供たちの生活リズムは、大人の夜型の生活に影響されて大きく乱れています。
そして、今日の子供の学習意欲や体力の低下は、家庭における基本的習慣の乱れが大きく関係していると指摘されています。
人間には、夜は眠って昼間は活動するという体内時計がありますが、これは自然に現れるものではありません。
この体内時計を身につけるには、乳児期の昼夜の授乳や、育児にあたる人たちの三度の食事を中心とした接触などの信号が必要です。
将来の健康なくらしの基礎となる生活リズムは、乳幼児期に育てておきたいものです。

早寝について
最近子供たちの寝る時間が遅くなり睡眠時間も短くなっています。夜更かしの子供には学力低下がみられ、夜8時から9時に寝る子供は成績が良いという報告もあるようです。
また夜型の生活をしていると朝起きても脳の活動は眠った状態であり、生活の準備ができず、午前中は調子が出にくいという傾向もみられます。
人間の睡眠時にはさまざまなホルモンが分泌されます。
脳や体の成長や回復に必要な成長ホルモンは眠りについてから4~5時間分泌されるのですが、夜9時から12時の間は他の時間の2倍も分泌されるのです。
なので夜8時頃に眠くなれば熟睡した頃から成長ホルモンの分泌が一番活発な時間となり脳や体の新陳代謝がよくなり回復や成長に大きく関係するというわけです。
早寝について
早起きについて
人間の体内時計の周期は25時間ですが私たちは24時間の周期で生活しています。朝の光を浴びる事によってこれが修正され健やかに1日を過ごす事ができるのです。
夜遅くまで起きている子供は朝なかなか起きられません。
このような子供の体温は36度に満たない程低く、ようやく昼頃に高くなります。
乳幼児期は体温を調整している自律神経の働きが不安定で、夜更かし、朝寝坊がそれに拍車をかけています。
早起きして朝の光を浴び、冷たい水で顔を洗ったりする事で脳の時計を動かし、自律神経を整えます。
早起きについて
朝ごはんについて
「朝食抜き」の子供は、〔いらいら〕や〔つかれ〕を感じる割合が高いこと、反対に毎日朝食を食べる子供ほど、テストの成績がよい傾向にあることも明らかになってきました。
子供の頃からの欠食習慣は大人になってもなかなか改善されにくいといわれています。
また「朝食抜き」は肥満の原因になったり、様々な生活習慣病を引き起こすことにもつながってしまいます。
ですから、きちんと朝食を食べる習慣は幼児期のうちにしっかり身につけましょう。
朝ごはんについて
運動について
間の活動量を増やすことは、生活リズムを整えるうえでおおきなポイントです。
昼間しっかり運動をすることで、おなかが空き、食事がおいしく食べられ、夜にはぐっすり眠れるというわけです。
運動について
もしも・・
型の生活が習慣化していたら、どのようにリズムを整えればよいのでしょうか?
まだ寝付けない子供を無理矢理眠らせるのは難しいので、まず朝早く起こしてあげるようにしてみてください。
そうすると、自然と生活リズムが改善されていくでしょう。

【参考】
・千葉県教育委員会HP
・文部科学省HP
・よい歯で食育 歯っぴい噛む噛む, 2007年,日本口腔保健協会

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